FXシステム開発講座・入門編
本格的なトレードシステムはプログラミング言語で全てをゼロから開発したり、 他にも既存システムに実装されている専用言語で自分専用の機能を開発して、 既存システムに付加するような手法となります。
ところが、実は表計算ソフトのEXCELだけで簡単に作れちゃうんですよ。
EXCELの関数を利用することで驚くほど簡単にね。
それでは早速、EXCELトレードシステムの作り方を解説します。
過去データの活用
まずは何と言ってもデータですね!
トレードシステムは過去データの推移を元にして将来の値動きを予測することとなり、 このデータが無ければ空箱になってしまいます。
ここ最近では、FX会社サイトや大手ポータルサイト上にて、 時系列データが無料公開されていますので参考にさせて頂きましょう
・Yahoo!ファイナンス http://quote.yahoo.co.jp/
・infoseekマネー http://money.www.infoseek.co.jp/
それでは以下のように過去データを入力してみて下さい。

ユーザーインターフェースの作成
次は、システムの見栄えを良くしましょう!
ユーザーインターフェースとは操作性や視覚性に優れたデザイン的な要素のことです。 数値の羅列を見やすく合理的に表現することが出来るように、 色彩豊かにしたり強弱をつけたりしながら工夫してみて下さい。
まずは以下のように表題部分を入力します。
A1:日付
B1:始値
C1:高値
D1:安値
E1:終値
そして表の枠組みとなる罫線を引いていきます。 表題部分と金額の部分を太線と細線で明確に区別したり、 背景色を設定したりすることで数値が見やすくなります。
これだけでも印象がガラっと変わってきて、
何だか儲けられそうな気がしてきますね(笑)

売買ルールの設定
次は、とても大切な売買ルールを検討します!
実は、トレードシステムというのはシステム開発の作業よりも、 売買ルール作りが肝となりシステムの生命線ともなります。
とりあえず今回は始めの開発となりますので、 「前日終値よりも当日の始値が高い場合が買い」という 非常に簡単なルールを設定することにします。
このルールを実現化させるためにEXCELのIF関数を利用します。
IF関数は、条件分岐を行なう為のもので、 IF(条件、真、偽)というように記述して利用する関数です。
さてさて、何だか難しい表現になってきましたが、ご安心ください。、 IF関数というのを、一言でいうならYES・NOゲームです。
質問に対してYESかNOの回答を得ることが出来る、とっても便利な関数なんです。
今後、この関数は頻繁に利用することになりますので完璧にマスターして下さいね。
今回のルールに当てはめると、
質問:前日終値よりも当日の始値が高いか?
回答:「高い場合」は、YES(真)で、
「安い場合」もしくは「同額の場合」が、NO(偽)となります。
これを、IF関数で記述する場合には、
IF(前日終値 < 当日始値、YES、NO)となりますので、
以下の式をF3のセルへ記述していきます。
=IF(E2<B3,"買","")
あとは、これと同じ要領で式を記述する行に対応させながら、 E2とB3の値を変更しF列の全てに記述します。

簡易トレードシステム
何と驚くなかれ、これで貴方専用のトレードシステムが完成です!
「前日終値よりも当日の始値が高い場合が買い」という、 あなた独自売買ルールが成立するとF列に、 買いシグナルのサインが発生しています。
このようにEXCELでのトレードシステム開発はとっても簡単です。
是非この機会に独自システム開発にチャレンジしてみてください!

