FXシステム開発講座・中級編
さらに、移動平均線、MACD、RSIと言われているような、 主となるテクニカル指標さえ理解できれば かなり本格的で実践的なトレードシステムも比較的簡単に作ることができます。
それでは、テクニカル指標を実装させて本格的なトレードシステムを開発していきましょう。
移動平均
移動平均線とは一定期間の値段の平均値を計算したもので、
日々の激しい値動きを排除しトレンドの方向性をつかむことにあります。
移動平均線は下記の式で計算されます。
この単純移動平均は、一定期間(n日間)の価格を平均したもので、
一般的に移動平均といえば、単純移動平均のことを指しますが、
これからの応用が数多くあります。
算出方法は下記になります。
単純移動平均(n日) =( c1 + c2 + c3 + c4 + c5 + … + cn )÷ n
※ cn=n-1日前の価格。c1=当日価格。
標準偏差バンド
RSI
RSIとは相対力指数呼ばれており、一定期間の値上幅の合計を 一定期間の値上幅の合計と 一定期間の値下幅の合計を足したもので割って100%表記したものです。
簡単にいいますと値段が上がり続けていると100%に近づき、 値段が下がり続けていると0%に近づくことから、 売られすぎ買われすぎを数値で判断します。
算出方法は下記になります。
RSI = A / ( A + B ) × 100
Aは一定期間の値上幅の合計
Bは一定期間の値下幅の合計
ストキャスティクス
ストキャスティクスとは相場の売られすぎ買われすぎを 0~100%の数値で表示するテクニカル分析の方法です。
算出方法は下記になります。
ストキャスティクス = (終値-期間中の安値)÷(期間中の高値-期間中の安値)×100
一目均衡表
一目均衡表とはその名前の通り一目で見て現在の相場の 均衡状態が知ることができるテクニカル分析の手法です。
算出方法は下記になります。
・基準線
当日を含む過去26日間の高値と安値の中間の値段をつないだもの。
基準線 = (26日間の高値+26日間の安値)÷2
・転換線
当日を含む過去9日間の高値と安値の中間の値段をつないだもの。
転換線 = (9日間の高値+9日間の安値)÷2
・先行スパン1
基準線と転換線の中間の値段を26日先行させたもの。
先行スパン1 =(基準線+転換線)÷2を26日先行させて記入
・先行スパン2
過去52日間の高値と安値の中間値段を26日先行させたもの。
先行スパン2 = (52日間の高値+52日間の安値)÷2を52日間先行させて記入
・遅行スパン
その日の終値を26日遅行させたもの。
MACD
MACDとは移動平均の収束・拡散という意味です。
その名前の通り短期と長期の2種類の移動平均の差がMACDとなります。
算出方法は下記になります。
MACD = 短期EMA - 長期EMA
EMAとは指数平滑移動平均のことでよく使われるのが短期が12、長期が26です。
EMAの計算式は下記です。
n日間のEMA=前日のEMA+2/(n+1)×(当日の終値-前日のEMA)
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは移動平均に標準偏差をつかって加工した テクニカル分析の方法です。 移動平均の上下に標準偏差で 加工した2本の線を引きその上下の線の中に価格が納まる確率が 下記内容とされ、ほとんどの値段が移動平均から 上下に引いた2本の線の中に入るということになります。
平均値上下の標準偏差の幅の中に入る確立が約68%
平均値上下の標準偏差の2倍の幅に入る確立が約95%
平均値上下の標準偏差の3倍の幅に入る確立が約99%
パラボリック
パラボリック放物線はトレンドフォロー型のテクニカル分析で、 相場の転換期を見出すために用いられる事が多い手法です。
具体的にはSAR(ストップ アンド リバースポイント)という ドット・ラインを値段が超えればトレンドが反転した事を示し、 ローソク足がSARを越えたら「買い」、下回ったら「売り」と考えます。
パラボリックのメリットは翌日の売買のサインを出すプライスがあらかじめ計算できたり、 市場にトレンド性がある場合は比較的流れに乗りやすく、チャート上で一目瞭然となることから 視覚的に判断しやすい事が挙げられます。
一方、デメリットとしてはボックス相場では役に立たない事もみられるため使いわけが重要となります。
計算方法
SAR = 前日のSAR + AF × (EP - 前日のSAR)
EP:最初に買いポジションの時は最高値を用い、その後ポジションが変わらない限り
最高値が更新されればEPも更新されます。逆に最初に売りポジションの時は最安値を用いて、
これが更新されればEPも更新されます。
AF:初期値は0.02でEPが更新される毎に0.02ずつ加算されますが、0.2を超えることはありません。

